村民と観光客が力を合わせ安全でクリーンな世界遺産へ
近年、世界遺産で数多くの火災が発生し、文化・歴史保全の重要性がますます高まる中、白川郷でも2019年11月に火災が発生しました。そこで、村民と観光客が火災予防の共通意識を持ち、白川郷を守っていくことが重要だとする声が高まりました。また、2020年4月1日から全面施行された改正健康増進法により、受動喫煙に対しての対策も必要に。屋外であっても望まない受動喫煙を生じさせることがないよう、周囲の状況に配慮することが求められています。
そこで、岐阜県大野郡白川村はフィリップ モリス ジャパン(PMJ)と包括協定を締結。白川郷の火災リスクの軽減と、紙巻たばこによる望まない受動喫煙を減らすための環境整備を開始しました。総務省消防庁の報告で『安全対策に取り組まれた加熱式たばこが普及すればたばこ火災の低減に一定の効果がある。』という検証結果が示されました。紙巻たばこの使用場所を限定し、安全対策が組み込まれた加熱式たばこの喫煙環境を整えることは、火災予防に大きな意味を持つと考え、白川郷合掌造り集落に加熱式たばこ専用エリアが3カ所整備されました。
(*1)平成31年3月29日「加熱式たばこ等の安全対策検討会方向書」内 IQOS2.4PLUS、Ploom TECH、gloについて調査